大丈夫だよ~。僕が「教える事・教える順番・教え方のコツ」全て教えるから安心して~。
- ざっくり初心者への教え方を知りたい
- 初心者がより上手くなる教え方を知りたい
- 教え方の順番を知りたい
・【元インストラクター】
・【北海道・長野に住み込み経験あり】
目次
スノーボード初心者への教え方「はじめに!!」
まずこの記事を読んでらっしゃる方は今度初心者の方に教える機会があり「どう教えていいかわからない!!」「よりいい教え方はないか?」などをお考えではないのでしょうか?
安心してください、こちらの記事は「ブーツの履き方からターンまで」まとめておりますのでお役に立ててください!!
スノーボード初心者にとって教え方は大事ですがなによりこうやって教え方を調べてくれていることが初心者の方にはうれしいのではないのでしょうか?(気づいているかわかりませんが(笑))
では頑張って下さいね!!
スノーボード初心者への教え方☆超重要!!
スノーボードの教え方で超重要なのがこれです。
これだけです。なぜこれが大事かと言いますと
からです。
少し詳しく説明すると
- 行きたい方向に目線(顔)を向ける
- 目線(顔)が向く事によって上半身も向く
- 上半身が向く事によって下半身も向く
- 下半身が向く事によって板も向く
全ての原点は目線(顔)なのです。
逆にこれさえ理解できればスノーボードは滑れます。
他のポイントとしては
- まずはスノーボードを滑れる事より慣れる事
- その人に合うやり方を見つけてあげる事
- 難しい言葉を使わない
- 口だけで説明するだけでなくやって見せてあげる
- スキー場選びやコース選びも大事
まずはターンをいきなりやらず足に板を付けてスケーティング遊びなどをしてスノーボードの板に慣れましょう。教え方も初心者に合う合わないがあるので色んな教え方をしてみましょう、
スノーボードを教える方は知らず知らず難しい言葉を使ってしまう事があります!!自分の常識が初心者の方の常識ではないのでよりわかりやすい言葉を心がけましょう。
初心者の方を教えるならスキー場選びやコース選びにも気を使ってあげましょう。特に「空いている初心者コース」のリサーチをしてあげる事が大事です。
スノーボード初心者に教える事と教え方の順番
スノーボード初心者への教え方で大事なのが「教える事と教え方の順番」でまとめましたので虎の巻をご覧下さい。
ブーツがしっかり履けていないと自分のしたい事を板に正確に伝えれません。これでは初心者の方はなかなか成長できません。
大事なのは
大事になってきます。
ここで板に乗る感覚を覚えましょう。
木の葉落としができればターンはすぐにできるでしょう。
これがターンを覚えるまでの流れです。
スノーボード初心者への教え方!「ターンをする前に」
先ほどターンする前にやることを紹介したのですが今度はより詳しく説明していきます。
ブーツの履き方の教え方
スノーボード初心者の方ににまず初めに教える事はブーツの履き方です。ポイントは「足入れ」でかかとを奥まで入れる事です。
※足入れとはかかとをポンポンたたくことによってかかとが奥に入りブーツがフィットしやすくなります!!
転び方の教え方
スノーボードは初心者の時はよく転びます。転ぶときに手をつくのは骨折しやすくなるのでNGです、楽しいスノーボードが悲惨な思い出にかわるので転び方もしっかり教えましょう。
前側に転ぶ時
①最初に膝をつく。
②ヘッドスライディングみたいに転ぶ
※手は絶対につかないでください。(骨折してしまいます。)
後ろ(背中)側に転ぶとき
①最初におしりをつく
②背中を丸めて寝転がる
(顎を引いておく。頭を打つ可能性があるため)
※手は絶対につかないでください。(骨折してしまいます。)
スケーティングの教え方
スケーティングとは板を足でこいで乗る事を言います。リフトの上り下りで使うので必ず教えてあげましょう。
教え方のポイントは
- 「行きたい方向に目線を向ける」
- 「前足(左足)の軸足に体重を乗せる事」
「後ろ足(右足)」が軸足(左足)から遠ざかるとバランスを崩しやすいです。より軸足に近づけてスケーティングしましょう。
右足を前側に出してのスケーティング
①姿勢よく左足に体重をのせる。
後は歩き方と同じです。
右足を後ろ側に出してのスケーティング
①姿勢よく左足に体重をのせる。
コツは片足で立つイメージです。→左足の軸足で立つことです。
リフト乗り降りの教え方
スノーボード初心者の方にはリフトの乗り降りはすごく大事になってきます。
リフトの所でこけると危ないのでしっかり教えてあげましょう。
乗り方
①ノーズを行きたい方向に向ける
(リフトに乗ったら板は横に向ける)
下り方
①ノーズを行きたい方向に向ける
(横に向いているとリフトに巻き込まれるので注意)
②下りる時「後ろ足を板の中心」に乗せてしっかりと立つ
※目線は行きたい方向に向ける。(怖くて下を向くと板が横向きになりブレーキがかかってしまいます。)
サイドスリップの教え方
サイドスリップとは「横滑り」とも言われる滑り方で、板を横に向けて降りていく滑りで初心者の方には「超重要」です。
教え方のポイントは「足首の角度を弱めると板が滑り」逆に「強めるとブレーキがかかり板を止めれます」
「足首の角度の調整」で滑り下りていく「サイドスリップ」では「板が止まる方法」をしっかり教えてあげましょう。スノーボード初心者の方ははじめ止まる事が出来ない事が悩みですが「サイドスリップ」を教える事で「止まれるようになり」滑る事の不安が大幅に軽減します。
また「サイドスリップ」はスノーボード初心者にとってかなり大事な滑り方ですが板を止めるには足首や太ももをかなり使うため普通に滑っている人より疲れますので極力早くマスターして次のステップに行きましょう。
①姿勢よくする。
①斜面ver
【止まる方法】
①つま先を上げる。(上げやすくするためにおしりを後ろに出す)
補足
・目線は遠く向ける。(安定させるために)
・バランスを保ちやすくするため軽く手を広げ膝は軽く曲げる。
・つま先を上げるイメージは足首を上げるイメージでもいい。
【滑り下りていく方法】
・上がっているつま先を足首全体をつかってゆっくり下ろす。(後は止まる方法と同じです。)
②斜面ver
今まではワンフット(片足だけ付いている状態)の練習でしたがここから両足固定のサイドスリップです。ワンフットは難しく実践でよく使うのは「両足固定のサイドスリップ」なので練習するならこちらを練習して下さい。
コツは同じです。
※立つ時は一気に立つ。
【止まる時の方法】
①つま先を上げる。(上げやすくするためにおしりを後ろに出す)
補足
・目線は遠く向ける。(安定させるために)
・バランスを保ちやすくするため軽く手を広げ膝は軽く曲げる。
・つま先を上げるイメージは足首を上げるイメージでもいい。
【滑り下りていく方法】
・上がっているつま先を足首全体でゆっくり下ろす。(後は止まる方法と同じです。)
※サイドスリップの教え方で大事な事は「つま先や足首の角度の調整をマスターする事」によって
「滑り下りていく方法や止まる方法」をマスターすることです。
③後ろ向きver
背中を向けて(後ろ向き)のサイドスリップの方法
①姿勢よく立つ。
②おへそを出し背中をそる。
③止まるとき膝を前に出す。(膝を出すことによって板が上がってきます)
④後ろ向きver
①立つとき「つま先」で立つのではなく足の付け根(足首)でたつ。
※つま先だけだと雪の接地面が少ないので立った時不安定です。足の付け根(足首)だと接地面が多いので立った時安定しています。
「接地面が多い所で立つ事」がポイントなのです。
木の葉落としの教え方
「木の葉落とし」とは左右に移動していく方法で初心者の方が初めて覚える「進む方法」でかなり重要です。
「木の葉落とし」と「サイドスリップ」の滑り方を覚えれば「進む事」と「止まる事」ができるようになるのでゲレンデの下までおりられるようになります。
これほど初心者にとって心強いものはないでしょう。そして「木の葉落とし」には2種類あります。
- 体を前(谷側)にむけかかとで滑るもの(ヒールエッジ)
- 体を前(山側)にむけつま先で滑るもの(トゥエッジ)
この2つをマスターすればターンは目前です。「木の葉落とし」は板の進む感覚を覚えれるのでしっかり練習して身に着けて下さい。何事も基礎が大事でターンまでもう少しなので頑張って下さい。
木の葉落とし①
①行きたい方向に指を指し目線(顔)顔を向ける。(かなり重要)
②止まる時は正面をむきつま先(足首が)ゆっくりあげる。
からです。スノーボードはあっちに行きたいと思ったたら「行きたい方向」を板に伝えないと動きません。ではどうやって伝えるかと言うと目線(顔)なのです。
- 行きたい方向に目線(顔)を向ける
- 目線(顔)が向く事によって上半身も向く
- 上半身が向く事によって下半身も向く
- 下半身が向く事によって板も向く
このコツが板を「行きたい方向」に向いて進む原理なのですべての滑り方原点なのでしっかり覚えましょう。こういったパターンは板が「行きたい方向」に向かないパターンです。
- 行きたい方向の目線が近い
- 怖くて下を向いている
- 目だけが動いている
要は体と板が連動してないと「板は行きたい方向」に向きません。
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木の葉落とし②
①行きたい方向に指を指し目線(顔)顔を向ける。(かなり重要)
②力を抜く
※力が入っていると雪の衝撃をもろにくらってしまいますが抜く事によって吸収し滑りがスムーズになります。
木の葉落とし③後ろ向きver
①行きたい方向に指を指し目線(顔)顔を向ける。(かなり重要)基本的には前向きと同じです。
スノーボード初心者へのターンの教え方
次は初心者の方が目標にしているターンの教え方です。ターンができれば一人で滑れるようになりスノーボードが楽しくなります、「いざ独り立ちしましょう」
ターンの教え方「準備編」
ターンを教える前に「ターンの準備ができているか確認しましょう」この準備ができていればターンは簡単です。
・サイドスリップ(2種類)
・木の葉落とし(2種類)
の確認する。できてなければ
・サイドスリップ(2種類)ではつま先(足首)の角度の調整をして板が「滑り下りていく練習」と「止まる(ブレーキ)練習」をする。
・木の葉落とし(2種類)では行きたい方向に指を指し目線(顔)顔を向けて板が「進む練習」をする。
簡単なターンの教え方
①行きたい方向に指を指し目線(顔)顔を向ける。
たったこれだけです。
ターンの「流れ」を覚える
先ほどターンは「行きたい方向に指を指し目線(顔)顔を向ける。」だけと言いましたがターンの流れを詳しく説明します。
簡単に言うとターンは
「木の葉落とし」の滑り方で「前向きで進む木の葉落とし」と「後ろ向きで進む木の葉落とし」をつながないといけません。
そこで必要なのが「板の先おとし」です。
「板の先おとし」とは板の先をフォールライン(前)に向ける事です。
前に向けることによって「前向きと後ろ向き」の木の葉落としがつながります。
これが「簡単なターンの流れ」です。
【ターンの仕組み】
悪いターンの例
上記の「悪いターン」の例は非常に危ないです、というよりできません。おそらく転倒するでしょう。先落としがないと「急な板の推進力の変更」になるのでターンができません。例えるなら自転車で急に逆にハンドルをきるのと同じです。想像しただけでこわくありませんか?(笑)
初心者の方に教える場合「板の先落とし」は長めの距離をとった方がやりやすいでしょう。ちゃんと板がフォールラインを向いていればいいのですが初心者の方は怖いのですぐ切り替えそうとしてなかなかできません。「板の先落とし」にもコツがあります。
ここが大事「板の先落とし」のコツ
コツは「板の先落とし」をする時に「肩を雪面の角度にあわして前足に体重移動する事」です。「板の先落とし」をする時フォールライン(前)を見るのですがそのまま見てしまうとコースの斜度があるので体重が後ろにのり「後傾」になってしまいます。
「後傾」にならないために肩を雪面の角度にあわして前足に体重移動するのです。これが「板の先落とし」のコツです。これをしっかり教えてあげてください!!
スノーボード初心者への教え方「まとめ」
どうでしたでしょうか?スノーボード初心者の方への教え方はわかりましたでしょうか?色々と書きましたがポイントは目線ですので全てにおいて目線を意識させてあげて下さい!!
ほんと教えるのは自分が滑るのとは別の「教える難しさ」がありますね、ただ教える分自分の動作確認にもなりますので自分のレベルアップとしても頑張って下さい。
そしてこの記事が少しでもお役に立てば幸いです。ではまたまた~。