実は板は持ってるんだけどいままでワックスをかけたことが一度もないんだ。だからスノーボードのワックスのかけ方を教えて~(笑)
なかなかずぼらだったんだね(笑)じゃ~今から頑張ろうかぁ。
最近私の周りや読者の方にこういった質問を頂きます。「ワックスをかけたいけどなかなか種類も多くてどやってかけたらいいの?」
確かにはじめの頃私もどうやってかけていいかわかりませんでした。なので今回はスノーボードのワックスのかけ方の記事にしました。内容はこちらです。
- 【なぜワックスはかけるのか?】
- 【ワックスをかける時に必要な道具】
- 【スノーボードのワックスのかけ方】
・【元インストラクター】
・【北海道・長野に住み込み経験あり】
目次
なぜスノーボードでワックスをかけるのか??
まずはここを理解しましょう。
ワックスかける理由①滑走性up
「滑走性up」これが最大の理由です。ワックスをすることによって摩擦抵抗が少なくなりスムーズに進みますのでターンなどもしやすいです。
又雪がしゃばくなると板が進まなくなるのでやっぱりワックスは大事です。面倒くさいという方はせめてシーズンのはじめにかけるベースワックスだけでもしっかりやりましょう。
ワックスをかける理由②保護
スノーボードワックスをかける時に必要な物ってなに?
スノボワックス道具【ワックス】
これはあたりまえですがますワックスが必要でワックスの種類によってもかけ方もかわってきます。とりあえずワックスは持っておきましょう。
GALLIUM(ガリウム) スノーボード スキー用 ユニバーサル ベースワックス SW2132
スノボワックス道具【アイロン】
ワックスを溶かすために使うアイロン。専用のアイロンは温度の目盛りがついているので温度調整がしやすいです。
GALLIUM(ガリウム) スノーボード スキー ワックス用アイロン・S TU0154
スノボワックス道具【ワックスペーパー】
ホットワックス時アイロンで溶かしたワックスをペーパーに垂らしてワックスを伸ばしていきます。
・汚れを吸い取る
・ワックスをのばす
GALLIUM(ガリウム) ワクシングペーパー(S) TU0006
スノボワックス道具【スクレーパー(プラスチック製)】
GALLIUM(ガリウム) スノーボード スクレーパー(L) TU0155
スノボワックス道具【コルク】
簡易ワックスをする時、例えば固形ワックスを生塗する&スプレーワックスをする時に使います。
GALLIUM(ガリウム) スノーボード スキー用 チューニング コルク TU0161
スノボワックス道具【ブラシ】
けばとりや仕上げなどで使います。ブラシによって用途やブラッシングの順番が違うので理解して使いましょう。
真鍮ブラシと呼ばれ銅で作られているため硬いブラシです。
そのためワックスをする前のストラクチャー(溝)にあるごみを取ったりけばとりに使います。
GALLIUM(ガリウム) スノーボード スキー用 チューニング ブロンズブラシ TU0162
仕上げのブラシの一つ。猪や豚の毛を使ったものです。
SWIX(スウィックス) ワイルドボアブラシ(ワックス粗削り用) T0164B
【ナイロンブラシ】
仕上げのブラシの一つ。ホットワックスをした後にスクレーパでワックスを削った後、ストラクチャーにあるワックスを取り除きます。
ナイロンなので静電気がたってしまいます。
TOKO(トコ) スノーボード スキー用 チューニング ナイロン ブラシ 5545245
【馬毛ブラシ】
仕上げのブラシの一つ。ナイロンブラシをして取れなかった細かいワックスを取ります。またナイロンブラシで静電気がたっているので静電気防止にも使います。
【仕上げブラシの順番】
ボアブラシ→ナイロンブラシ→馬毛ブラシ
スノボワックス道具【チューンナップ台】
アイロンがけやスクレイパーでワックスを剥がす時の台。あると便利ですが100均で台を探すのもありです。
スノボワックス道具【リムーバー(クリーナー)】
汚れを浮かすスプレー。リムーバースプレーをかけしばらくしてスクレーパーで浮いてきたワックスを取ります。
こまめに使いましょう。
GALLIUM(ガリウム) クリーナー300(300ml) SW2103 SW2103
スノーボードのワックスの種類って何があるの?
ワックスは大きく分けて2つで
ここをしっかり覚えときましょう。
「ホットワックス(アイロンワックス)」
【ベースワックス】
文字通り下地のワックスでパラフィン入りのワックスの事を言います。
新品の板を購入してワックスが何も入っていない時に使い
パラフィン分子が入る事により板の摩擦が減り滑走性のupになります。
GALLIUM(ガリウム) スノーボード スキー用 ユニバーサル ベースワックス SW2132
【滑走ワックス】
滑走性を上げるため「撥水性の効果が高い」フッ素入りのワックスを事を「滑走ワックス」と言います。
下地のベースワックスを塗った後に塗りますがフッ素入りなので吸着力が低いのです。
そこで吸着力の強いベースワックスをしっかり塗り込まれているほどフッ素入り滑走ワックスの効果が上がります。
GALLIUM(ガリウム) 滑走VIOLET(50g) SW2125 SW2125
【クリーニングワックス】
文字通り汚れを取るためのワックスです。
非常に柔らかく熱に溶けやすいので汚れをキレイにとってくれます。
「生塗りワックス(ノーアイロンワックス)」
【①生塗り固形ワックス】
固形のワックスを生で塗って伸ばす方法です。
①固形ワックスを塗る
②コルクで伸ばす
③可能であれば馬毛ブラシをする
【②スプレーワックス】
ソールにスプレーをしてコルクで伸ばしていく方法です。
持続性はあまりありませんがアイロンを使わないのでゲレンデでできるのがメリットです。
【③ペーストワックス】
ソールに塗りしてコルクで伸ばしていく方法です。
持続性はあまりありませんが携帯用としてゲレンデに持っていけるのがメリットです。
GALLIUM(ガリウム) PASTE WAX SW2098
【④パウダーワックス】
タイムを競う競技で使うワックスです。一般では基本的に使いませんが友達とスピード勝負するときに使ってみてもおもしろいでしょう。
ただ本格的にな物はお値段がかなり高いです。
SWIX(スウィックス) FC7コールドパウダー30g FC007
【⑤液体ワックス】
フッ素入りワックスが多くコルクで伸ばしていくタイプです。フッ素入りなので値段が高く持続性もあまりありませんがしゃばしゃばの雪の春スキーには最適です。
スノーボードのワックスのかけ方ってどうしたらいいの?
ホットワックスのかけ方①
①【汚れやケバ取りをする】
「ブロンズブラシ」でブラッシングをして「汚れやケバ取り」をします。
その時ごみをちゃんとかき出すため体重をしっかりとかけてブラッシングしましょう。
ブロンズブラシは銅でできているため硬く汚れとりに向いています。
ワックスをかける時やブラッシングするときは必ず
行って下さい。
②【ワックスを生塗りする】
ここではワックスをうすく板に塗って下さい。
③【ワクシングペーパーにワックスを垂らし伸ばしていく】
ワクシングペーパにワックスを垂らすことで均等に伸ばせやすくなります。
この時気を付けることが
・板にアイロンをあてて煙が出ると温度が高いサイン。
④【30分程待って冷やします】(ワックスをしみこましたいので)
※冷ましたいからといって寒い所に持って行くのがNG。ワックスがしみ込まないです。
⑤【ワックスをスクレーピングする】
スクレイパーの向きに注意して角度を45度ぐらいにして8割ぐらいをとるイメージで削っていきます。
⑥【ブラシをかける】
・ナイロンブラシ
・馬毛ブラシ
の順番でかけます。基本はナイロンブラシがあればいいです。滑走性を追求する方はすべて購入しましょう。
⑦【フィニッシュマット(布)でふく】
最後に拭いて終わりです。
ホットワックスのかけ方②
こちらはスキー・スノボワックスのかけ方を動画でわかりやすく説明しています。
室温は温かめで板も温かい方がベター。(ワックスの浸透具合が変わるので)
- 板に生塗をする。
- アイロンでワックスを溶かしワクシングペーパーでかけていく。
ノーズからテールに向けてかけていく。
板にワックスが足りない時はたらして追加してください。アイロンの温度は適性の温度でしてください。温度が強すぎると板がやけたりそます。また弱すぎてもとアイロンが進まなく止まってしまいこれも板が焼ける原因になります。 - ぬれたら板にワックスをしみ込ましたいので30分程待って冷やす。
※冷ましたいからといって寒い所に持って行くのはNG。ワックスがしみ込まないです。 - ワックスをスクレイパーで削っていく。
スクレイパーの向きに注意して角度を45度ぐらいにして8割ぐらいをとるイメージで削っていく。 - ボアブラシをかける。
ストラクチャーの中にあるワックスを書き出す感じで。 - ナイロンブラシをかける。
- フィニッシュクロスで板をこする。
(静電気やほこりを取るために)補足・・・滑走性を求める方はフッ素性ワックスもかけて下さい。
GALLIUM(ガリウム) スキー&スノーボード GENERAL・F・Set SW2136
生塗ワックスのかけ方(初心者向け)
今回はアイロンをかかけないとっても簡単で初心者向けの生塗ワックスの説明です。
- ビンディングを外す
メンテナンステーブルに置きやすくビンディングに板が引っ張られないようにするため。 - ノーズからテールに向けてワックスを塗っていく。
板が白くなるくらいでOK。 - フィニッシュマットでワックスを伸ばしていく。
- より滑走性を求める人は馬毛ブラシも購入し使いましょう。