- なんとなく滑れるがもっとうまくなりたい
- 滑り方を詳しく知り初心者の滑り方を変えたい!!
- カービングターンをしたい
この講座を教える人はこんなひとです。
- スノボ歴10年以上
- 元スノボインストラクター
- 北海度・長野に住み込み経験あり
「後々絶対に役に立ちますので」5はターンの一連の流れを説明しておりどのタイミングでどの滑り方のコツを使うかを書いております。ある程度ターンの仕組みを理解されている方は5から進んでわからない事があれば1~4を見直す方が効率がいいとおもいます。
目次
1.【スノボ・滑り方】スノボはバランスのスポーツ!!
スノボのバランスとは
滑走時、色んな外力がかかりますがこの外力に対して「対応できる体勢」と「運動(内力)」でバランスを保とうとします。これがスノボで求められるバランスなのです。
・スノボの外力とは?
- 重力
- 遠心力
- 雪面抗力(反力)
- 摩擦抵抗
- 空気抵抗
- 地形変化
など色んな外力がありますが特に気にするのは重力と遠心力です。
・運動に(内力)よるバランス
- 滑走を維持する運動
- 体軸や重心を調整する運動
- エッジングを調整する運動
「角付け」+「荷重」をエッジングと言います。また後の章で説明しております。 - ターン弧やリズムを調整する運動
- 滑走やスピードを調整する運動
など色んなバランスを調整する運動(内力)があると覚えて下さい。
2.【スノボ・滑り方】超大事!!ターンの仕組みで必要な4つの運動要素
ターンの仕組みはかなり大事です。なぜスノボは曲がるのか?どうやったら曲がるのか
?ここを理解するだけで上達度合いが一気に変わります。
スノボはサイドカーブ(板のサイドがカーブしている所)があるのでそれだけでもターンはできます。
しかしサイドカーブだけでは「綺麗な弧」が描けず「安定したターン」ができません。
スノボは「綺麗な弧」=「安定したターン」になるからです。
まず「綺麗な弧」を描くには「サイドカーブ」+「フレックス(たわみ)」+「トーション(ねじれ)」の3つが必要になってきます。
「フレックス」とは板のたわみの事で板の中心を押すと湾曲し反発する事を言います。
「トーション」とは板のねじれの事をいいます。
まとめると「綺麗な弧」=「安定したターン」
「安定したターン」をするには「サイドカーブ」+「フレックス(たわみ)」+「トーション(ねじれ)」の3つを使う必要があります。
- 「サイドカーブ」を使うには雪面に方側のエッジを付け「角付けの運動要素」が必要です。
- 板の「フレックス(たわみ)」を使うには「荷重の運動要素」が必要です。
- 板の「トーション(ねじれ)」を使うには「ローテーションの運動要素」が必要です。
この3つは特に大事ですがもう一つターンに必要な運動要素で「ノーズドロップ」があります。
ターンに必要な運動要素の「ノーズドロップ」・「角付け」・「荷重」・「ローテーション」とは何なのでしょうか?
次回の章でご説明します。
2-1.ターンで必要な運動要素は「ノーズドロップ」・「角づけ」・「荷重」・「ローテ-ション(回旋)」
スノボで必要な運動要素はこの4つです。これをマスターするだけで滑り方が劇的に変わります。
・必要な運動要素①ノーズドロップ
「ノーズドロップ(先落としです。)」とはターンの前半につかう先行動作で板をフォールライン(前)に向けている事です。
板を前に向けるには重心移動が大事です。
ここではしっかり「重心移動のコツ(滑り方)」を説明しますので「ノーズドロップ」を理解しましょう。
①自分の前足に体重移動
②板のノーズを滑る方向に向ける
「ターンの前半のノーズドロップ」の練習だけなら
①自分の前足に体重移動と②板のノーズを滑る方向に向ける動作を順を追ってやればいいですが連続ターンになってるとターンの流れの中でしなければいけないので同時進行になります。
前足に体重移動しながらノーズを滑る方向に向けるこれが大事になってきます。
・必要な運動要素②角づけ
「角付け」とは雪面に対してエッジを立て板を立てることを言います。「角付け」の役割は2つあります。
- 斜面の上でバランスを保つため
スノボは「斜面を滑るスポーツ」なので斜度があり直滑降(下に真っすぐ滑る)を除いて板がフラットなる事はありません。そのため左右どちらかに進んでいるときは板のエッジをたてて(角付け)バランスをを保たなければいけません。これが斜面の上でバランスを保つための「角付け」です。 - ターンの先行動作の為に
ターン(後半)の先行動作で大事になってなってくるのが「角付け」です。ターンをする時まず一番はじめに行うのが「角付け」でエッジの角度を決めます。そのあとに「荷重」→「ローテ-ション(回旋)」を行います。
先行動作の「角付け」がしっかりできていないと板がフラットの状態なのでそれでは「荷重」と「ローテ-ション(回旋)」の効果が発揮できません。「荷重」と「ローテ-ション(回旋)」は滑走中に「角付け」があるので板の「フレックス(たわみ)」と「トーション(ねじれ)」を使うことができるのです。
又「角付け」の角度の変化によってターンの形・質が変わります。
「角付け」を大きくするとエッジが立つため強いエッジングになり「深いターン」でキレのある「カービングターン」になります。
一方「角付け」を弱くするとエッジが立たない弱いエッジングになり「浅いターン」のずれのやすい「ドリフトターン」になります。
ではその大事な角付けの仕方をご説明します。
「角付け」の仕方
スノボは横滑りなのでターンはヒールサイド(かかと)のターンとトゥサイド(つま先)のターンがあるので角付けの方法ヒールサイドとトゥサイドの2種類の滑り方をマスターしましょう。
【ヒールサイドの角付け】
【トゥサイドの角付け】
・必要な運動要素③荷重
「荷重」とはボードに加わる力の事で角付けで雪をとらえて板に圧(力)をかけるエッジングにはなくてはならない物です。
ボードに乗っているだけで体重がボードに加わっているためそれだけでも基本滑走中は「荷重」は行われてます。
しかしその荷重量では斜面やターン時の外力には対応できません。
滑走中の状況によって適切な荷重量を調節しなければいけません。
特にスピードを出している時のターンは強い外力がかかります。
そのためターン時「遠心力」が強くかかりますのでそれを耐えるための「荷重量」が必要になります。
適切な荷重量により板がたわみやすくなり綺麗な弧=安定するターンができます。
そして荷重の種類は分けて2つあります。
- 内力(筋力による運動)による荷重・・・自ら働きかけボードに圧をかけていくもの。
- 外力に耐えるための荷重・・・外力(重力・遠心力)に対して自ら耐えていくもの。
では荷重量はどうやって変化させるのでしょう?
これは脚部の曲げ伸ばしの動作で行います。
脚部に力をいれる事によって板に圧が加わり荷重ができます。
又「上下」「左右」「前後」の移動によって荷重量に変化がでます。
・必要な運動要素④ローテ-ション(回旋)
- 行きたい方向に目線(顔)を向ける。
- 目線(顔)が向く事によって上半身も向く。
- 上半身が向く事によって下半身も向く。
- 下半身が向く事によって板も向く
このように滑走したい方向へひねり(回旋)を使ってボードの向きを変える滑り方を「ローテーション」といいます。この滑り方を覚えるとターンがスムーズにいきます。
「ローテーション」は上半身や脚部ををターン方向に回しこんでいきターン弧を変化さしたり回転力をあげる滑り方です。
使う場所は
・前足を中心にテールを振る時
・ターンの後半きり上がる時
などさまざな場所でつかいますのでスノボのターンで重要な運動要素になります。
「ローテーション」がターン方向へと体を回転させる運動に対してターン方向(進む方向)とは逆の方向に上体をひねる事を「カウンターローテーション(逆ひねり)」といいます。
ボードの進行をとめてしまい止まる時に使うのならいいですがターンの最中などにするのは危険なのでやめときましょう。
上半身のローテーションを先行する滑り方により板を操作しやすくしております。
3.【スノボ・滑り方】ターンを操る6つのポイント
ターンの仕組みで必要不可欠な4つの運動要素の「ノーズドロップ」・「角付け」・「荷重」・「ローテーション(回旋動作)」は大事な事とわかっていただけかと思います。
ただこれだけではターンを自由自在にコントロールする事はできません。
ターンををコントロールするには6つの大事な要素があります.
・ここが大事!!ターンの形
山側・谷側の図
・ターンは左回りのターンをバックサイドターン右回りのターンををフロントサイドターンと言います。
・ターンの前半を谷回り・後半をを山回りといいます。
ターンの形を理解することはスノボの上達にとっても関わります。
これを理解すると滑り方も変わります。
・スタンス&ポジション
スタンス&ポジションはボードを操作する時にとっても大事な要素のひとつです。
ここをマスターすると滑り方が劇的にかわります。
具体的には
- 基本姿勢
- スタンスはレギュラーorグーフィー
- スタンス幅
- スタンスアングル
この4つが大事になってきます。
詳しくはこちらに書いておりますので参考にしてください。
基本姿勢
スノーボードのスタンス「レギュラーorグーフィー」簡単にわかる方法!!
簡単!!スノーボードの「スタンス幅」と「スタンス角度」の決め方と一覧表!!
・バックサイドターンとフロントサイドターンの違い
バックサイドターン
フロントサイドターン
ターンをする時に左周りのと右周りのフロントサイドターンがありますが
初心者の方はこの2つの滑り方を一緒にしてしまう方がおられます。
関節の構造が違いますのでそれぞれにあった滑り方をしましょう。
関節の構造上エッジが立ちにくく面で滑るターンになり易いのでずれやすい滑り方になります。
カービングターンをしたい時エッジを立てようとしてリーン(体軸を倒す)だけすると膝がのびてしまい板の中心に重心が乗れなくずれやすいため抜けやすい(転倒しやすい)ターンになるので注意が必要です。
ここで大事になってくるのはリーンの後にしっかりとリーンアウトで上半身を起こし膝を曲げる事で板の中心に重心があるため「バランス」を保てることです。
バックサイドターンは膝が伸びやすいので
バックサイドターンずれやすい→ずれにくくするために板の中心に重心をおく
これが大事になってくるのです。
まず関節の構造上体軸を倒しやすいのでエッジが立ちやすく重心が移動をしやすいのです。重心が移動をしやすいと
上体が内側に倒れやすいためバランスを崩しやすいのです。
ここでしっかりとリーンアウトできればいいのですが初心者の方には難しいのです。
そのため重心が一気に内側に行くため内側に入る滑り方になり外力(推進力や遠心力など)の負けてしまい崩れたターンになってしまいます。
自転車でいきなりハンドル横にきってしまう状態になってしまうのです。
大事な事はエッジがたちやすく内側に入りやすい滑り方になるためエッジを立たせにくい緩やかなターンをイメージしましょう。
・リーン・リーンアウト
滑走する際体軸の傾きを「リーン(内傾)」といいます。体軸が傾くと重心が移動し板が傾きながら進んでいきます。
しばらくは滑れますがそれではどんどん重心が傾くので耐えれなくなりこけてしまいます。
そんな時に使うのが「リーンアウト(外傾)」です。
リーン(内傾)で傾けた体軸を、主に上半身を起こして調整するものです。
バイクを二人乗りをしたことはないでしょうか?
カーブの時前の人が体を傾けカーブしますが後ろの人が体を起こしバランスをとるのと似ています。
また「リーンアウト」ができてなく上半身が内側に傾くことを内倒しているといいます。
初心者に多くこの状態では板にしっかり乗れていなく不安定な状態です。少しでも「リーンアウト」を早くマスターし初心者を脱出しましょう。
- 上半身を起こす
- バックサイドでは後ろの腕をあげる
- フロントサイドでは頭をあげる
・ストローク
「ストローク」とは主に脚部の上下運動するする事で重心移動し「荷重」・「抜重」する滑り方です。
ターンする時に大事な要素で特に初心者がターンする時のきっかけになる役割をしています。
例えば滑り出し時(ターン前半)伸びあがる時は「ノーズに伸び上がって(抜重)」とよく初心者は言われますがあれは「ノーズ方向に伸びあがる事」によって重心がに移動し板の先がいき行きたい方向に板が回りやすくなります。(ノーズドロップ)
又ターンの後半の初めからしゃがみこんでいきます(荷重)。荷重する事によって安定するターンができます。
このように荷重・抜重する時に「ストローク(上下運動)」は使います。
又「ストローク」には「量・速さ・方向」があります。それらにより上下左右、重心が移動することによって荷重をコントロールします。
「ストローク」は荷重・抜重以外にも使います。
- 雪面からの衝撃を吸収する
- クイックなターンの切り替えで使える
- ターンをする時のタイミングのきっかけになる
色んな面でストローク=上下運動はスノボで大事な要素なのです。
・回旋動作(ローテーション)
ローテーションはターン方向に上半身を回しこみボードに伝える動作(滑り方)をいいます。
顔を向けると上半身→下半身→板に伝わりボードの進行方向を変えることができます。
このようにローテーションをして回旋運動を行いボードをコントロールする事を「回旋操作」と言います。
回旋運動をするには回転に必要な軸があり
・どの位の角度でおくのか?
・どのタイミングするのか?
などによりボードの進行方向を変える事ができます。
4.【スノボ・滑り方】遠心力を制覇できるかのスポーツ
これは私の考えなのですが「ターンの仕組み」や「ターンを操るためのコツ」など色々教えましたが結局は
「何に対応するためなの?」
と聞かれると私は
とはっきり言えます。
もしスピードが出ていなく遠心力が弱い場合、角付けも小さく荷重も少しの滑り方でいいです。むしろ足首の動きだけ滑れます。
しかしスピードがでており遠心力が強い場合そういうわけにはいきません。しっかりと耐えなければいけません。
台風の時に踏ん張るのと同じようなものです。
又遠心力はターン中最も強くなる場所があります。
逆にそこの部分の滑り方をマスターすればターンは安定し一気に上達します。むしろ遠心力が最も強くなる部分の滑り方をマスターするためにやっていると言っても過言ではないのです。
何度も言いますが結局は「スピード出た時の遠心力に対応するため」に練習しているのです。
ターンをする時ボードには色んな力がかかります。ボードが前へ進もうとする力から重力・遠心力(ボードや体を外に追い出そうとする力)などがあります。
これらの力をいかにコントロールするかによってターンが成功か失敗かが決まります。
特に外力の中でターンの成功か失敗かを握っているポイントとなるのは遠心力をです。
ポイントはこの遠心力が
又ターン弧が小さいほど遠心力は大きくなります。
まずこのターン弧の場合遠心力が最も強くなるのは③~④にかけての滑走中の時です。この時にどれだけ遠心力に対応できる滑り方をするかがポイントになります。
そして対応できる滑り方には3つのポイントがあります。
・遠心力に対応するための滑り方①【角づけと内傾】
図のターン弧では③ぐらいから遠心力が強くなるので「内傾(リーン)と角づけ」をします。
①内傾(リーン)とは、「体軸は板に対して垂直方向」でそのまま体ををターン内側に体を倒す事を言います。②角付けはエッジの角度をかえ板の角度を変えることです。
この2つよって遠心力に負けない内側に傾くターンをします。ただずっと内傾(リーン)していると遠心力より内側にいこうとする力が強くなりすぎてしまい転倒してしまいます。
そこで大事なのが「外傾(リーンアウト)」です。
外傾(リーンアウト)とは、内傾(リーン)だけではバランスが取れない時に上半身を起こしバランスを保つことを言います。
話を戻すと「内傾」と「角付け」で板を傾けそれだけではバランスが悪いので「外傾」でバランスを調整します。
・遠心力に対応するための滑り方②【ストロークによる荷重】
図の③~④では遠心力が最も強いのでよりバランスを保つ滑り方をしなければいけません。
その時に大事なのがストローク(上下運動)による荷重です。
荷重は滑走中常にしておりますがそれだけでは遠心力が最も強い③~④では足りません。そのためストローク(上下運動)によって荷重量を大きくすることによって調整します。
そのため板に力を加える事で板がたわみ安定したターンができます。
ただここで大事な事は板をたわますにはちゃんと板の中心に荷重する事です。
これができてないと板はたわみません。
・遠心力に対応するための滑り方③【ローテーション】
図③~④で角付け→荷重の後に大事になってくるのがローテーションです。荷重で板に力を加えそこから上半身を回しこんでいきます。回しこむ事によって板の操作がし易くなります。
ローテ―ションは次のターンに入りやすくなるための役割もあります。
ターンの後半よりローテーションを意識しますが特にバックサイドターンからフロントサイドターンのターンの切り返し時、上半身が少しひねられた(ローテーションした)状態でターンの切り返しを行うとターンがスムーズに行えます。
これがもしローテーションがなければターンはしにくくなるでしょう。
・ここが大事!!遠心力が強くなる場所はターン弧によって違う!!
前に滑っていくショートターンより横に滑っていくロングターンの方が遠心力を感じやすく又自分がどういうターン弧をしているかでどこに最も遠心力がかかっているかを把握しましょう。
それにより遠心力に耐えるための運動要素の①「角づけと内傾」②「ストロークによる荷重」③「ローテ―ションのタイミング」が変わっていきます。
これかなり大事です。
よくターンの後半から角付け・荷重・ローテーションといいますが【横長のターン弧の図の場合】遠心力が最も強くなる場所は③の場所になるのでイメージとしては②の場所(ターン前半の最後)ぐらいから角付けをして遠心力に対応できる準備をします。
まずは
「ターン弧の把握」→「最も遠心力のかかる場所の把握」→「遠心力に耐えるための運動要素のタイミングの把握」
これがかなり大事になってきます。説明では色々書いてますが実際のターンをしている時にどこで遠心力が最もかかっているかを意識して滑る事が大事です。
この下記のロングターンの動画は
①初めの方の男性のターンが横長のターンになっています。
②2人目の方の女性のターンが綺麗な半円のターン弧になっています。
男性の方は横長のターンでスピードはゆっくりです。図でいう③の場所で遠心力が最もかかっています。ただローテーションもしっかり入っておりスピードをコントロールしているので安定した滑りになっています。
個人的にはこちらの滑り方が好きです。
2人目の方の女性の滑り方は綺麗な半円のターンでそのため男性の方よりスピードが出ていおるため板をコントロールするのが少し難しく感じます。
5.【スノボ・滑り方】ターンの一連の流れと動作を覚えよう!!
①~④で滑り方で大事な事を伝えました。
そして大事な事を教えたのでこれを理解するとこれから説明するターンの一連の流れがイメージがしやすくなります。全体のターンの流れを覚える事により上達度合いが一気に上がります。
ここからが本題です。
【スノボ・滑り方・①】ではターンの一連流れは
- 「前向きで進む」木の葉落とし
- 「板の先おとし」
- 「後ろ向きで進む」木の葉落とし
これだけでしたが【スノボ・滑り方②】ターンの仕組みを理解して滑る!!では5つのポイントがあります。
- バックサイドターンの前半(谷回り)→ノーズドロップ(先落とし)
- バックサイドターンの後半(山回り)→角付け→荷重→回旋(ローテーション)
- ターンの切り替え→フラット
- フロントサイドターンの前半(谷回り)→ノーズドロップ(先落とし)
- フロントサイドターンの後半(山回り)→角付け→荷重→回旋(ローテーション)
はっきり言います。
この一連の流れの滑り方のコツをマスターできればキレのあるカービングターンができます。
6.【スノボ・滑り方】ターンをマスターするための5つの練習方法
またターンをマスターするための練習方法は5つです。これさえ理解しマスターすれば質の高いターンがマスターできます。
- 「山回りターン(後半)」
- 「谷回りターン(前半)」ノーズドロップ(先落とし)
- ワンターン(山回りターン+谷回りターン)
- 連続ターン(ワンターンの繰り返し)
- 苦手な部分を練習する「ギルランデターン」
この5つマスターすればレベルの高いターンがマスターできます。
・「山回りターン(ターンの後半)」
山回りターンとはターンの後半の部分で初心者が初めに覚えやすいターンの部分です。
ここでターンに必要な要素の「目線の大事さ」・「角付けの調整」・「上下運動(ストローク)で荷重」・「ローテーション」・などの感覚を学びましょう。
初めは①「スピードの出ない斜滑降からの山回りターン」で練習し
慣れてくると②「スピードの出る直滑降からの切り上がる山回りターン」をしましょう。
ある程度スピードが出る方が推進力(重力)や遠心力があり
「角付け」→「荷重」→「回旋」が板に伝わりやすくタ―ンに流れがでてやり易くなるので慣れてくるとスピードを出しましょう。
- ボードを下(フォールライン)か斜め下に向けたいので向けたい方向をみて板を走らす。
- ある程度スピードがでてきたら曲がりたい方向の遠くを見て「角付け」・「荷重」・「ローテ―ション」をする
・「谷回りターン(ターンの前半)」ノーズドロップ(先落とし)
谷回りターンとはターンの前半部分で板をフォールライン(下)に向けるので初心者の人は怖がってします。恐怖心を軽減する方法は
緩やかな斜度で滑る事や滑走距離(板を下に向ける時間)を短くするなど「斜面設定」をしましょう。
また怖がると後傾になり後ろに体重が乗るので板の操作はできません。
ポイントは軸が前足にある事です。
前足に軸があるという事は前足に体重が乗っているため板がふりやすく操作がし易くなります。しかし初心者の方は体の使い方がわからないため前に重心移動する仕方がわからないのです。
ここではしっかり「重心移動のコツ」を教えますので「谷回りターンのノーズドロップ」をマスターしましょう。
①自分の前足に体重移動
②板のノーズを滑る方向に向ける
「谷回りターンのノーズドロップ」の練習だけなら
①自分の前足に体重移動と②板のノーズを滑る方向に向けるを順番でいいですが連続ターンになってるとターンの流れの中でしなければいけないので同時進行になります。
前足に体重移動しながらノーズを滑る方向に向けるこれが大事になってきます。
・ワンターン(山回りターン+谷回りターン)
ワンターンとは文字の通り「ターンの前半の山回りターン」と「ターンの後半の谷回りターン」です。
まずはスピードのない「斜滑降からのワンターン」を練習し慣れてくるとスピードのある「直滑降からのワンターン」の練習をしましょう。
ここでは
斜度に対して適切な「スタンス&ポジション」・「角つけ」・「荷重」・「回旋(ローテーション)」・「ストローク」などを意識し滑りましょう。
・連続ターン(小さいワンターンの繰り返し)
ここで練習するターンは連続ターンの中でも簡単な「ボードがフォールライン(下)に向く時間を短くした初心者が初めに覚える小さいターン」です。
初心者の方はターンの後半(山回り)のスピードのでにくい斜滑降はできますがターンの前半(谷回り)のスピードでてくるノーズドロップ(先落とし)は苦手なのです。
又大きいターン場合のターンの前半が長いため板がフォールライン(下)に向く時間が長くなるためスピードがでてしまい初心者にはターンが難しく感じてしまいます。
このイージータ―ンは小さいターンの繰り返しなので素早くボードの向きを変えれるためボードがフォールライン(下)に向いている時間を短いためスピードが出にくいのです。
そのため恐怖心や転倒の軽減につながるので初心者にはうれしいターンなのです。
ここでしっかりターンをマスターしましょう。
イメージトレーニングを初めにしているとスムーズにターンがしやすくなります。
ボードを装着すると体をうごかしにくくイメージしにくいのでボードを外してのイメージトレーニングをしましょう。
・苦手な部分を練習する方法「ギルランデターン」
「バックサイドターンの前半が苦手」・「フロントサイドターンの後半が苦手」など苦手な部分がありピンポイントで練習したいときに有効な滑り方が「ギルランデターン」です。
「ギルランデターン」の滑り方は斜面を左か右に斜めに蛇行する滑り方なのでパート練習に有効です。
ポイントは広い場所で練習してください。狭い場所だとすぐ滑り終わってしまいますので。
「苦手を克服することが初心者を抜け出す1歩なのです」
7.【スノボ・滑り方】スノボをわかりやすく物に例えると?
①自転車
自転車とスノボの違いは自転車はハンドル(頭)を曲げると前輪(板)も曲がりますが曲がりたい方向に行けますがスノボでは頭(目線)が行きたい方向を向いても「適切な体のローテーションと適切な筋肉の緊張」がなければ板に行きたい方向が伝わらないので曲がれません。
例えばスノボで凄い脱力状態で行きたい方向に顔を向けても板には伝わりません。
「行きたい方向に顔が向く」+「適切な体のローテーションと適切な筋肉の緊張」があって初めて板が行きたい方向に向きます。
このイメージがわいていれば板を扱いやすくなるのでターンもやり易くなります。
②雑巾しぼり
スノボのターンを雑巾で例えてみましょう。雑巾を人間だと思って下さい。
ターンをする時は立てに持っている雑巾の上(頭)を行きたい方向に曲げていきます。
そしてある程度すると雑巾がしぼれていき雑巾の下の部分(板)も絞られいきます。これが滑りたい方向に行く仕組みなのです。
「雑巾の上の部分が頭」で「雑巾の下の部分が板」です。
上を絞る事によって下まで絞られローテーションができています。後は適切な筋肉の緊張を調整すれば板に伝わり滑りたい方向に伝わります。
8.【スノボ・滑り方】まとめ
この滑り方の講座をまとめると
まず講座の目的はターンの仕組みを理解しワンランク上の滑り方を習得するのが目的です。
滑り方の質を上げるには4つの運動要素をマスタ―しないといけません。
- 「ノーズドロップ」
- 「角付け」
- 「荷重」
- 「ローテーション」
そしてターンを操るには6つのポイントがあります。
- ターンの形
- スタンス&ポジション
- バックサイドターンとフロントサイドターンの違い
- リーン・リーンアウト
- ストローク
- 回旋動作(ローテーション)
どれもターンで大事なのでしっかり把握しましょう。
このような「運動要素」・「ターン操るポイント」をなぜマスターしないといけないかというと
「スピードが出た時の遠心力に対応するためです。」
正直スピードが出てないときはどんな滑り方をしてもある程度は滑れます。
ターンの仕組みを理解し次に覚えてたい事が
「ターンの一連の流れと動作です。」
ここではターンをイメージできるようになってもらい適切なタイミングで適切な運動をしてもらうことが大事です。
この「ターンの一連の流れと動作」をマスターするためにターンの仕組みを説明しておりました。
ここがかなり大事です。滑り方の総まとめと思って下さい。
ターンをマスターするにはより効率のいい5つの練習方法があります。
- 「山回りターン(後半)」
- 「谷回りターン(前半)」ノーズドロップ(先落とし)
- ワンターン(山回りターン+谷回りターン)
- 連続ターン(ワンターンの繰り返し)
- 苦手な部分を練習する「ギルランデターン」
以上が【スノボ・滑り方】ターンの仕組みを理解し滑る!!の講座内容でした。
最後までご覧頂きありがとうございました。
滑り方のイメージは付きましたでしょうか?
もしここで何かわからんない事があればお気軽にお問い合わせ下さい。
次のステップアップの講座内容は【ロングターンとカービングターンを覚える】です。
先ほどの講座で一応カービングはできますがショートターンのカービングの仕方や・ロングターンのカービングの仕方によって滑り方が少し変わります。
又緩斜面や中斜面などの斜面の変化によっても滑り方は変わります。
そういったカービングの種類や斜度の状況変化によって滑り方がかわるのでそこに対応した滑り方の講座内容です。
よりターンの質を上げましょう。
詳しくはこちらです。
只今作成中です。